2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

S.A.ミッチェル著『精神分析と関係概念』

米国ウィリアム・アランソン・ホワイト研究所で活躍した精神分析家、ミッチェルによって書かれたこの本は、治療者と患者の関係性を軸にして、精神分析的な治療関係を広角的に捉えなおした、米国精神分析において重要な位置を占める一冊である。精神分析と関…

マートン・ギル著『転移分析』

マートン・ギルの主著『Analysis of Transference』の第一部の邦訳。彼の考える転移分析の姿とその理論的根拠を述べた一冊である。いずれ刊行される予定の第二部では臨床事例が集められており、理論と臨床との連結がなされる。 約200ページある一冊だが、…