2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「○○派」と自己規定することの問題

米国の精神分析家Ogden,T.H.の『This art of Psyhoanalysis』(2005年刊、Routledge)を読んでいたら、印象的な一節に出会った。 The interpretations made by an analyst who is wed to a particular ''school'' of psychoanalysis are frequently addressed…

フランクルのロゴセラピーについて

フランクルのロゴセラピーを把握する必要があって、彼の本を4冊読んだ。みすず書房の『夜と霧』(1947)、『死と愛―実存分析入門』(1946)、春秋社の『それでも人生にイエスと言う』(1947)、『意味による癒し』に目を通した。『夜と霧』は感動的な名著だと再認…