カレーうどん、小室哲哉、『私の個人主義』

 日中は、ひたすら診療。
 遅い昼食はカレーうどん。つるつるすすりつつ、店においてあったスポーツ新聞で『小室哲哉、虚飾と転落の人生』とかいう題の特集記事を熟読。
 その後、DNARについてさらにまとめていく。何とか目鼻がついてきた。

 夜、何となく読みたくなって漱石『私の個人主義』。(『漱石文明論集』所収)
 「人と意見が異なるのは当然だ。自分の考えを大切にするということは、人との違いを浮き彫りにしつつ生きるということだ。だから、本来的に淋しい道なのだ。
 人がなんと言おうと、自分が本当だと自信を持って思えるところまで、ひたすら掘り進め。そして、そこを足場にして意見を述べろ。人と違うことを恐れるな!」
 と超訳的現代語でまとめてしまうと、青春出版社の「BIG Tomorrow」の記事みたいになって何だかうさんくさいが、漱石の格調高い言葉で読むと励まされる。