雑記

さようなら、大瀧詠一さん

大瀧詠一さんが亡くなった。ナイアガラ・カレンダーやナイアガラ・フォール・スターズを聴きまくっていた中学時代の僕にとっては、iconというべき巨人だった。 ネット上では一部のやりとりしか紹介されていないようだが、日本のロック史を考える上で高い資料…

技術立国日本の精華

人から勧められて、以下の動画を見た。驚愕した。 これはすばらしい技術力だ。この機械、古川機工開発のSWITL(スイットル)という商品らしい。このベタなネーミングが、また泣ける。 うーん、ほしい。うちの病院の精神科に一台おいてもらえないだろうか。明…

未来を信じること

東北での被害を知り、胸がふさがるような思いでこの3日間を過ごした。ふとしたときに僕の脳裏には、テレビでいくどとなく放映された映像−圧倒的な力で街を完全に破壊し尽くす津波の姿が繰り返しよぎってしまう。そして、僕のこころの深い部分では怯えと悲し…

『愛の新世界』VS『愛の水中花』VS『愛の流刑地』

シャルル・フーリエのことを調べる中で、驚愕の事実を発見。アマゾンで彼の本『愛の新世界』の古書に、なんと85万円の値がついているではないか。一冊85万円ということは、100冊なら8500万円、10000冊なら80億5000万円だ。いやあ、これ…

論文を書く自分を励ます

ずっと一つの論文を書いていた。家にいても職場にいても、頭の隅でいつもぼんやりとその主題のことを考えていた。考えていると、ふと頭の中に、あるアイディアが浮かぶ。それを書き付ける。しかしその文を読み返してみると、何だか納得がいかない。もっと適…

「晶文社が文芸部門閉鎖」というニュースを知って

いつも愛読している「海難記」というブログで知ったニュース。植草甚一さんの本と「サイのマーク」で知られた晶文社が、どうやら「学校案内」などの本の発行に特化して、文芸部門を閉鎖するらしい。そして一般書、文芸書は在庫売り切りで終わり、なのだとい…

パブロフの犬の恐怖

僕は携帯電話が嫌いだ。 だから基本的に病院から貸与される業務用の電話しか持っていない。 なぜ携帯電話が嫌いか。これは、多分医師の皆さんなら同じだろうと推測するが、病院からの呼び出し電話の受信を繰り返しているうちに、嫌いになったのである。 夜、…

アクセス激増でびびる日曜日

昨日からアクセス数が激増してびっくり。老舗ブログ、ピュアリーさんの『発展途上臨床さいころじすとの航跡blog版 (精神分析 臨床心理 心理療法)』と裕さんの『裕's Object Relational World』でご紹介いただいたのがきっかけのようですが、いままではいわゆ…

次期日銀総裁をめぐる与野党の不毛な議論−民主党の終わりの始まり

福井日銀総裁の任期切れを控えて、次期総裁をめぐる国会での与野党対立が激化している。このまま対立が続けば、時間切れとなり日銀総裁が空席になる恐れが高まってきている。 一方サブプライムローン問題に端を発した金融危機は日を追う毎に深刻なものになっ…

サブプライムローン問題と精神分析の復権の可能性

米国のサブプライムローン問題に発した金融不安が日増しに大きくなってきている。現在のところマスコミの報道では「株価の下落」といった表面的な事象だけが報道されることが多く、その問題の深刻さに対して多くの国民の注目は集まっていないようだ。 米国の…

はじめまして。

Gabbardと申します。 精神障害をお持ちの方への援助をその生業としている中で、整理して考えておきたいこと、備忘録がてら書き残しておきたいことなどを記録するツールとして、ブログが比較的有用なのではないかと感じるようになり、今日から試みに始めてみ…